こどもの空気環境について

室内の空気環境を考えるのも、子育ての一部です

屋外の空気はみんなの協力、室内空気は1人の意識。
1日の大半を室内で過ごす“こども”の空気環境に真剣に向き合いませんか。

こどもの空気研究所とは、空気清浄機専業メーカー
「Blueair」のCSR活動である「Clean air for children」の一環としてこどもの室内空気環境を考え、改善するための研究組織です。
こどもが汚染物質の多い空気環境で長く生活すると、気管支ぜんそくやアレルギー性皮膚炎などのアトピー性疾患の原因にもなりえると言われており、対応が必要となる重大な課題です。*1
人は90%の時間を室内で過ごす*2と推計されています。「こどもの空気研究所」は1日の大半を室内で過ごすこどもの未来を守るため、室内空気環境についての理解を深めるきっかけと、空気環境改善の大切さをお伝えし、きれいな空気を提供するための活動を行ってまいります。

こどもの空気研究所

こどもの空気環境について考える

人間の生命活動において、最も多く体内に取り込まれるものは空気であり、特に小さなこどもは大人の2倍近くの汚染物質を吸収します。*3 そのため、こどもの小さな体にとって周囲を取り巻く空気環境は非常に重要です。
屋外での空気汚染対策はもちろんですが、近年、室内で過ごすことが多くなった現代生活の中で新たに「室内空気汚染」といった問題も取り沙汰されています。住宅の高気密化により、花粉やPM2.5など室外から流入する汚染物質だけでなく、住宅の建材や家庭製品の材料に含まれる化学物質が滞留しやすくなったことが原因として考えられています。*4

室内空気の実態

意識していても、実態を知らない室内空気汚染

普段、空気環境を
気にしていますか?

自宅の空気環境の
対策をしていますか?

室内空気に関する意識調査*5では、約7割の方が室内空気環境を意識しているものの、実際に自宅で対策を行っていたのは約4割の方にとどまりました。

意識されにくい園内空気環境

こどもが長く滞在する場所のひとつに、幼稚園や保育園といった保育施設があります。しかし、保育施設の園内空気環境は、これまでなかなか意識されることはありませんでした。

渋谷区にある「渋谷幼稚園」は、かねてより室内の空気環境について懸念されており、対策として、全保育室と大ホールにブルーエア空気清浄機を導入していただくことになりました。
導入前に空気環境の実態を知るためPM2.5の濃度を計測したところ、幼稚園近辺の「屋外」空気からは、環境省が定める環境基準値の約2倍、そしてこどもたちが普段過ごしている「保育室内」からは約3倍ものPM2.5が計測されました。
しかし、ブルーエアを60分稼動することで、保育室中の98%以上のPM2.5を除去する結果となり、環境基準値を大きく下回るきれいな空気環境をこどもたちに提供することができるようになりました。

PM2.5 濃度計測

ブルーエア空気清浄機による
PM2.5微粒子除去結果

  • 「渋谷幼稚園における空気質改善の実証実験」セールス・オンデマンド㈱調べ(2019年11月)実施

効果的な対策をおこなうことで、室内空気はきれいに保つことができます。渋谷幼稚園は次世代を担う大切なこどもたちのために、安心できる空気環境を提供することに成功しました。

園児を持つ家庭の意識調査でも、保育園、幼稚園の空気環境の悪さは、幼保施設という安心感からか、意識されにくくなっているのが現状です。

園児を持つご家庭の
室内空気環境の悪さを改善したい場所


  • 「室内空気に関する意識調査/2019年9月」セールス・オンデマンド㈱調べ
  • 「室内空気に関する実証実験/住宅と幼稚園の空気汚染物質の比較」セールス・オンデマンド㈱調べ

こういった事実を踏まえ、こどもたちの空気環境について改めて理解し、対策を講じる必要があるかもしれません。

人体に与える影響(AIREX株式会社 代表取締役 笈川大介)

我々が毎日吸う空気には、多くの化学汚染物質が存在しています。化学汚染物質の代表ともいえる「揮発性有機化合物(VOC)」は日本でリスト化されているものでも約50成分あります *a。また、シックハウス症候群の原因として知られる「ホルムアルデヒド」は、国際がん研究機関が発がん性物質として警告し、白血病の原因として特定されています。この「ホルムアルデヒド」は、家の壁や床などの建材、家具など我々の暮らしに身近なところから発生し、人体への健康リスクを高めます。一方で、東京都福祉保健局「東京都 化学物質ガイドライン」によると、こどもは大人の2倍近く化学物質を取り込んでおり、米国環境保護庁(EPA)では、発がんリスクの算出において「成人と比較して2歳児未満の乳児に対して10倍、16歳未満の若年層は3倍感受性が高い」 という点を考慮しています *b。このように、我々が一日の大半を過ごす室内の空気には化学物質の恩恵とともに多くの健康リスクが存在し、室内の空気環境を整えることはこどもにとっても必要不可欠といえます。

室内空気の対策*

交通量が少ない
時間帯に換気

対策として簡単で効果的なのは換気です。交通量が多い地域・時間帯は屋外の空気汚染も懸念されるため、朝方など屋外の空気がキレイな時間帯での空気の入れ替えが効果的です。換気は、1回あたり30分程度を目安にしてください。

部屋の掃除を
こまめに行う

室内の化学汚染物質はホコリなどに付着していることが多いため、こまめな掃除は化学汚染物質の吸着を防ぐことができます。また、アルコール系消臭剤などを多用すると、二日酔いの原因として有名な「アセトアルデヒド」の上昇を招く可能性があるため、むやみに使用しないことをおすすめします。

化学汚染物質が
出づらい、清浄
できるものを導入

クロス(壁紙)や家具を購入の際は、化学汚染物質対策がされている商品を選ぶことをおすすめします。また、発生してしまった化学汚染物質は、空気清浄機を使用することで軽減させましょう。

  • AIREX株式会社 代表取締役 笈川大介氏談
  • 米国家電製品協会(AHAM)によるクリーンエア供給性能に関する基準CADRが、アメリカ、カナダ、韓国などで利用されていることから事実上の世界基準とする。
  • 米国家電製品協会が定めるCADR(クリーンエア供給率)の公開値でブルーエア600シリーズが最高値以上を取得。
  • Camfil社による実証データ。実際の効果は部屋の状況や使用方法により異なる。

導入事例

長野県立こども病院

NICU のファミリーケアルーム、産婦人科のこどもたちが遊ぶためのキッズルーム、調乳室などに設置しております。調乳室はこれまでとても臭いが気になる場所でしたが、導入して以来、臭いがなくなったとスタッフたちも喜んでおります。調乳作業は特に空気を清潔に保たないといけませんし、赤ちゃんの命を繋ぐための大切な作業ですから、スタッフたちがブルーエアでより快適に作業に集中できて助かります。

インスタグラマー kanakokko_34_さん

これまで室内の空気については全然気にしていませんでしたが、こどもが生まれたことをきっかけに、気にするようになりました。Blueairはフィルターを交換するだけなので、とても簡単です。子育てをしていると常に時間に追われるので、すごく重宝しています。稼動中も本当に静かでお昼寝の妨げにもならないですし、むしろ空気も綺麗になったからか、こどもたちがよく寝てくれるようになった気がします。

ブルーエア公式サイト(https://www.blueair.jp/)