コラムColumn

いい空気が教えてくれる、2匹の犬がいた幸せな時間
| 戸井田園子

2019.12.10エッセイ

室内の空気はいつもキレイでいて欲しい。しかし、我が家には犬が居る。散歩は毎日行くが、家の中で過ごしている時間が圧倒的に長い。犬が走り回ると埃がたち、おしっこをすればニオイが漂う。このように、ペットが居るリビングは、確実に他の部屋より空気が汚れているだろう。飼い主である私たち家族にとっては、ニオイより可愛らしさが勝るので気にならないが、他人からするとたぶん臭いはず。仕事でお客さんが来る時などは、特に注意をしなくては……と思っている次第。

そんな我が家のリビングには、複数の空気清浄機がある。仕事柄、話題の新製品や季節に応じて使用する空気清浄機を入れ替えているが、ずっとレギュラーとして居続けているのが「ブルーエア」だ。

ブルーエアは至ってシンプルな構造で、空気を吸い込みフィルターでろ過して吹き出すだけ。加湿やイオン発生などの機能は一切なく、ひたすら空気を浄化する、まさに「シンプル」を具現化している製品だ。集じん性能を維持するため、フィルターは定期的な交換が必要。吸気部分のメッシュフィルターに埃が溜まるが、掃除のついでに掃除機で吸う程度で大丈夫。フィルターはそこそこお高いので財布には痛いが、その分手間は限りなく少ない。コストをかけても労力を省きたい……と考える人向きだろう。

犬が活動すると、ブルーエアが瞬時に稼働する。例えば犬の体調が悪く粗相をしてしまった時、飼い主がニオイで気がつく前に、ブルーエアが突如パワーアップし、運転音が大きくなったことで気がつく。素早い反応ぶりは非常に頼りになる。また、退屈すると犬二匹で追いかけっこが始まる。リビングをぐるぐると駆け回り、埃とニオイが蔓延する。年長の犬は、走り疲れて息が上がるとブルーエアの前へ行き、給水ならぬ給気をして息を整える。そこが浄化された空気が出でくる場所だなんてもちろん教えていないのに、必ずブルーエアの吹き出し口の前で立ち止まる。ちなみに、扇風機の前では立ち止まらない。動物さえもブルーエアが優秀であることを知っているんだなーと認める瞬間だ。

犬たちを預けて旅行で長期間留守にした時、たまたま停電で空気清浄機が止まっていた。部屋に犬は居なかったので、ニオイや空気を汚す発生源は無いはずなのに、帰宅した時の部屋の空気の淀みに驚いたことがある。長期不在にしていてもいつもスッキリしていたのは、カーテンやソファに染み込んだ臭い戻りを、ブルーエアがしっかり浄化していてくれたのだと気付かされた。

我が家は7月に引っ越しをした。室内はキレイだが、建材や木製ブラインドなどインテリア部材から発生する新築ならではのニオイがあった。入居直後から、リビングと家事部屋にブルーエアを置き、24時間稼働し続けて3カ月。気になっていたニオイはすっかり消えた。子供部屋は片付けが進まず、9月に入りようやくブルーエアを使い始めた時「やっと人が住む部屋らしくなってきた……」と息子が話すのを聞き、我が家にとって無くてはならない存在になっていることを、改めて実感した。

引っ越す前に年長の犬は虹の橋を渡り、一緒に暮らす願いは叶わなかった。今は、リビングで犬が走り回ることはないが、ブルーエアを見ると二匹で追いかけっこをしていた姿が眼に浮かぶ。そんな光景を思い出すブルーエアを、これからも愛用し続けたい。

<使用モデル>
リビング :Blueair Classic 480i http://store.blueair.jp/item/200146.html
家事部屋:Blue Pure 221 https://store.blueair.jp/category/BLUE_PURE/103984.html
子供部屋:Blueair Sense+ https://store.blueair.jp/category/SENSE

インテリア&家電コーディネーター
戸井田園子

大手プレハブメーカーでインテリアコーディネートを担当し、インテリア&家電コーディネーターとして独立。Web・雑誌・新聞・ラジオ・テレビなど、幅広いメディアで活動中。家電業界出身ではない中立的な立場と消費者目線で、分かり易い解説が得意。取り入れることで時間を産むことを「時産」と命名し、時産家電を積極的に推進中。好きな家電はお掃除ロボット!