コラムColumn

冬も正しい布団ケアでダニ対策と快眠を

2020.11.05エッセイ

毎日寝ている布団は、汗をたっぷり吸い込んでいるため湿気が溜まり、ケアを怠るとニオイやカビ、さらにはハウスダストの一因に!こまめに布団を干し、清潔に保ちたいところですが、近年は布団干しやお手入れ方法の常識も変わりつつあります。

そこで今回は改めて、昨今提唱されている布団の正しいケア方法をご紹介します。ふっくら清潔な布団は気持ちいいだけでなく、こどものアレルゲン対策にもなりますよ。


1.布団干しの時間は季節に合わせて変えよう

ますます寒くなる季節、晴れた日には布団をふっくら干して、心地よさに包まれて眠りたいもの。実は布団干しは、季節によって適した時間帯が異なります。
冬は日差しが弱いので、お昼を挟んで3~4時間程度と長めに。一方の夏は直射日光が強い時間を避け、午前のうちに1.5~2時間と短めに済ませましょう。特に羊毛や羽毛は傷みやすいので、1時間程度で取り込んで。ただし陽が出ていない早朝から干したり夕方まで出しっぱなしにすると、布団が湿気を吸ってしまうので注意が必要です。


2.布団カバーはかけたまま干し、途中で裏返す

布団を干すときは、布団カバーやシーツはつけたまま干しましょう。外して干すと布団が日焼けして傷んでしまうので、同時にシーツやカバーを洗いたいとしても、別のカバーをかけておいたほうが安心です。
途中で布団を裏返して、両面を乾燥させましょう。


3.布団は強く叩かず、ハウスダストは掃除機で吸い取る

かつて布団を取り込むときは、布団叩きでパンパンと強く叩いてホコリを取り除くのが一般的でしたが、今は強く叩かないのが常識とされています。
その理由は、強く叩くと、中の繊維が潰れたり、羽毛が飛び出してしまったり、布団が劣化してしまうということ。
さらに布団の中に潜むダニの死がいやフンが粉砕され、これがハウスダストとなってしまうからです。

ダニというと夏に繁殖するイメージがありますが、実は冬もダニが死がいやフンなどのダニアレルゲンが溜まっている可能性があり、ケアを怠ってはいけない時期。
布団を取り込むときの布団叩きは、表面を優しくなでて花粉やホコリを取り除く程度にとどめ、週1回はカバーを外して布団用掃除機でハウスダストを吸い取りましょう。


4.布団の上げ下ろし時は空気清浄機を強運転で

以前、本コラム(専門家に聞く!こどもをアレルギーから守るためのダニ対策と空気清浄機の使い方)でも言及されていますが、布団を敷いたり片付けたりする時に、大量のハウスダストが空中に舞い散ります。そのため、布団を敷く、畳む、片付ける、干した布団を取り込むなど、布団を大きく動かすときは、空気清浄機を使い、強運転でパワフルに取り除きましょう。

以上、布団を快適に保つためのケア方法をご紹介しました。布団を清潔に保つことは気持ちいいだけでなく、アレルゲン対策、そして快眠にもつながります(寝室の空気を整え、睡眠の質を上げよう ~良い眠りがこどもの心と体を育てる)ので、ぜひ参考にしてみてください。

Text by 田中真紀子

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