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“部屋干し臭”が気になる夏。洗濯物の下でブルーエアの強モード、正解でした!

夏になると急な夕立や長雨が増え、どうしても洗濯物を室内に干す日が増えますよね。そんな時、誰もが悩まされるのがあの「生乾き臭」です。きちんと洗濯しているのにもかかわらず、衣類から漂うあの独特で不快な臭いは、本当に困りものですよね。特にタオルや厚手の衣類など、乾きにくい素材ほど臭いが強くなりがちです。
生乾き臭の原因は細菌やカビの増殖
そもそも、あの生乾き臭の主な原因をご存知でしょうか?
実はこれは「モラクセラ菌」や「黄色ブドウ球菌」といった細菌が大きく関係しているのです。これらの細菌は、衣類に残ったわずかな水分や、人の皮脂汚れなどをエサとして繁殖を繰り返し、特有の臭い成分を放出します。さらに、湿度が高く換気の悪い室内環境では、こうした細菌の増殖が一層促されます。
また、部屋干し環境で特に問題となるのが、カビの存在です。カビの胞子は空気中に常に浮遊していますが、湿度が高まる室内干しの状況では、これらが洗濯物の繊維に付着し、さらに湿気によって繁殖しやすくなります。こうして細菌とカビが共存し、あの独特な臭いが一層強まってしまうわけです。
脱水時間を長めに! 乾いたタオルを一緒に!
部屋干しの際、衣類を効率よく乾かすためには、「温度」「湿度」「空気の流れ」の三大条件を整えることが重要です。これらが揃って初めて、洗濯物が素早く乾き、生乾き臭を防ぐことができます。
まず、洗濯時の工夫として、洗濯機に入れる洗濯量を減らし、衣類が持つ水分量をできるだけ少なくすることがポイントです。
脱水時間もいつもより長めに設定することで、衣類に残る水分を極力減らしましょう。また、脱水が始まる前にいったん洗濯機を止め、乾いたバスタオルを入れるのも効果的です。乾いたバスタオルが他の洗濯物の水分を吸収してくれるため、普通に脱水するよりも衣類の水分が減り、乾きが早くなります。
タオルの繊維が気になる方は、洗濯物をネットに入れて洗うと安心です。
洗濯物の間隔はこぶし1個!アーチ型になるように干すのも効果的
干す際の具体的なコツとしては、洗濯物が重ならないように間隔をしっかりあけて干すことが重要です。目安としては「こぶし1つ分」の隙間を空けると、風通しがよくなり乾きが早くなります。
ピンチハンガーを使う場合、すべてのピンチに洗濯物を掛けたくなりますが、あえて空間をあけて干しましょう。
また、洗濯物をアーチ型になるように干すのも効果的です。外側にはタオルや厚手の衣類など長くて乾きにくいものを配置し、内側には靴下など短くて乾きやすいものを干すことで、温かい空気が内側に集まり上昇し、空気の循環が良くなり乾燥を促進します。
タオルやシーツのような大きな布は、竿を2本使い「M字」にしたり、ハンガーを利用して「A字」に干したりすることで、重なる面積を小さくして乾燥を促します。衣類のフードやポケットなど乾きにくい部分は、裏返しにしたり持ち上げたりして布同士が重ならないように工夫すると効果的です。
空気清浄機「ブルーエア」で部屋干しをさらに快適に
さらに、空気清浄機を組み合わせることで、効率的に乾かすことも可能です。例えば、上方向に強い風を送ることができるブルーエアの「Blue Max」シリーズは、部屋干しに活用するのにおすすめの空気清浄機です。
Blue Maxシリーズでは、天面のファンを大型化し、フィルター面積を広げることで、より力強い大風量を上部に送り出せるようになりました。これにより、花粉の除去スピードが向上すると同時に、消費電力も抑え、短時間でより多くの清浄な空気を届けることが可能になっています。
さらに新搭載の「ノイズシールド」が運転音を低減し、静音性も高めています。
特に部屋干し目的の場合、最大風量の強モード(スピード3)に設定、洗濯物に風を直接当てることで、衣類の水分が効率よく蒸発し、生乾き臭の原因となる細菌やカビの繁殖を抑えることができます。また、エアコンを併用し室内の湿度をコントロールすることで、部屋干し環境をさらに快適に整えることができます。
快適な夏を実現するために
生乾き臭が軽減されれば、家族全員の毎日の快適さは格段に向上します。特にお子さんがいる家庭では、衛生的で快適な衣類は重要です。ブルーエアの空気清浄機を使えば、部屋干しでも空気は爽やか。心地よく乾いた洗濯物にきっと満足できるはずです。
Text by 滝田勝紀
ブルーエア空気清浄機
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All Aboutの家電ガイド。楽天のショッピングSNS「ROOM」の家電公式インフルエンサーを務め、フォロワー数は約56万人(2023年5月現在)以上を抱える。ベルリンで毎年開催される世界最大の家電見本市「IFA」ほか、海外取材の経験も豊富。MZ世代へライフスタイル提案するBeyond magazineのプロデューサーを務める。
Beyond magazine:https://www.beyondmag.jp/
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