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秋雨で窓が開けられない日でも、子どもを守る“換気&湿度調整”テクニック

日本気象協会によると、2025年は9月から10月にかけて台風の接近数が平年並みか多くなる見込み。これにより秋雨前線の影響が強まる可能性があります。秋雨が長引く時期は、どうしても窓を閉めっぱなしにしがち。すると室内の二酸化炭素やにおい、目に見えない微粒子がたまり、湿度も高止まりしてカビのリスクが上がります。
ここでは、窓を開けにくい日でもできる“現実的で効果的”な換気・湿度コントロールのコツを5つに絞ってご紹介します。
1|短時間×対角線――“5分換気”を1日2回の習慣に
コツは「微開+対角線+時間決め」。 窓を全開にしなくても、家の離れた2か所の開口部(窓や玄関)を5〜10cmだけ開け、5分だけ空気を通すと室内の空気は意外なほど入れ替わります。雨が吹き込む向きの窓は閉め、「玄関+トイレの換気扇ON」や「窓+浴室の換気扇ON」など、機械換気と組み合わせると効果が上がります。
例えば、朝起きてすぐと、夕方〜就寝前の1日2回を目安に換気習慣を。気温差や気圧差が小さい日は、サーキュレーターで空気を押し出すとさらにスムーズです。
2|24時間換気&換気扇は“弱連続”で回す
新築・中古住宅を問わず、近年多くの住まいに24時間換気システムが入っています。特に秋雨期はこれらを止めないのが鉄則。とくに浴室・トイレ・キッチンの換気扇は弱で連続運転することで、家全体の空気がゆっくり流れ、窓を開けなくてもじわっと入れ替えができます。
あわせて、給気口フィルターのほこりを1〜2週間に一度サッと掃除するのがおすすめ。詰まりは風量ダウンの大敵です。もし駆動音が気になるときは、家族や友人など複数人が集まる時間だけでも弱連続を基本にしましょう。
3|サーキュレーターで“回す換気”に変える
サーキュレーターや扇風機は、単なる涼風用ではありません。空気を動かす=換気の手助けです。
おすすめの置き方は2つ。
- 押し出し:窓際に置き、外に向けて風を送る。室内のよどんだ空気を外へと送り出す。
- 巡回:部屋の隅から天井に向けて斜め上に風を当て、部屋全体に空気の循環を作る。
子どもに直接風が当たらない高さ・角度に配慮しつつ、換気扇ONの部屋へ向けると効率が上がります。部屋干し時も乾燥効率が向上し、湿度だまりを減らせます。
4|エアコンの除湿機能+Blueair 2-in-1 加湿空気清浄機で湿度45〜60%をキープ
秋雨期の体感を大きく左右するのが湿度。快適の目安は45〜60%をキープすることです。湿度の高い時にはエアコンの除湿機能で湿気を取りつつ、Blueair 2-in-1 加湿空気清浄機を組み合わせることで、天候が急に変わる日でも自動で快適な湿度に寄せてくれます。
ポイントは、「換気=外気と入れ替える」/「空気清浄=室内の汚れを取る」という役割分担を理解して併用すること。空気清浄機は換気の代わりではありませんが、浮遊する微粒子(ハウスダスト・花粉・一部の微生物を含む微粒子)を効率よく捕集することで、窓を開けづらい時間帯の室内の質を底上げしてくれます。
Blueair 2-in-1 加湿空気清浄機なら、しっかり清浄×やさしく加湿を自動でコントロール。センサーで空気の状態を見張り、必要なときだけ賢く運転。寝室でも動作音が控えめで、夜間の使用にも向いています。就寝時は静音モードを活用し、寝室の湿度45〜60%を保つと、鼻・のどの乾燥やカビの不快さを抑えやすくなります。
5|“掃除=換気”の発想に。ほこりを減らすと空気は軽くなる
ほこりは湿気を抱え込み、においやカビの栄養にもなります。だからこそ、気づいた時に軽く掃除するのが効果的な空気対策。
- 床はドライ→ウェットの順で週数回。掃除機やモップ、フロアワイパーでOK。
- テーブルや棚の上などにうっすらとたまるほこりはこまめにふき取る。
- 布もの(寝具・カーテン・ラグ)はこまめにケア。寝具は天日干しor除湿機×サーキュレーターで湿気抜き。
- 玄関マットなど、外の汚れが乗りやすい物は定期的に洗濯。
小さな“ちょい掃除”の積み重ねが、空気のよどみを作らない近道です。
まとめ|秋雨日は「入れ替える・回す・整える」の三本立てで
窓が開けづらい日でも
- 短時間の対角換気で“入れ替える”
- 換気扇とサーキュレーターで“回す”
- 除湿+空気清浄機で“湿度と清浄を整える”――この三本立てを“無理のない範囲で習慣化”すれば、子どもにもやさしい室内環境はキープできます。
空気の質を底上げしたいなら、清浄と加湿を1台でまかなえるブルーエア「2-in-1空気清浄機」の導入も検討してみてください。
換気を助け、湿度も自動でちょうど良く保ってくれます。秋雨シーズンの“閉めたい・でも空気はきれいにしたい”という悩みに、まっすぐ応えてくれます。
Text by こどもの空気研究所編集部
ブルーエア空気清浄機
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