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寒暖差アレルギーって知ってる?季節の変わり目の鼻炎対策

2025.10.07エッセイ
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「寒暖差アレルギー」という言葉をご存じでしょうか。正式には「血管運動性鼻炎」と呼ばれる症状で、花粉やウイルスなどのアレルギーとは異なり、気温の急激な変化によって鼻の粘膜が過敏に反応し、鼻水や鼻づまり、くしゃみを引き起こすものです。特に秋から冬へと移り変わる時期は、朝晩と日中の気温差が大きくなりやすく、こどもたちの鼻炎症状が悪化しやすい季節です。

自律神経の働きが未発達なこどもがかかりやすい

こどもの身体は大人に比べて自律神経の働きが未発達なため、温度や湿度の変化に敏感です。たとえば、朝学校に向かうときは冷たい空気、昼休みはまだ暖かい陽射し、夜はまた冷え込む――このような寒暖差を繰り返すだけで鼻粘膜が刺激を受けやすくなります。さらに乾燥した空気は粘膜の防御機能を弱めるため、風邪やインフルエンザなど別の感染症にもつながりやすくなります。

家庭でできる寒暖差アレルギー対策

 まず大切なのは、生活の中でできるシンプルな工夫です。

  • 体温調整を意識する
    重ね着を活用し、朝晩と日中の寒暖差に備えましょう。
  • 規則正しい生活
    十分な睡眠と栄養バランスの取れた食事は、自律神経を整え、体調を崩しにくくします。
  • こまめな掃除
    ほこりやダニなどのアレルゲンを減らすことも鼻炎の悪化防止につながります。

こうした基本的な習慣に加えて、見落とされがちなのが「湿度」の管理です。

湿度を整えることが鼻炎対策のカギ

乾燥した空気は鼻や喉の粘膜を弱らせ、アレルギー症状を悪化させる要因になります。逆に湿度を適切に保つことで、粘膜はうるおいを取り戻し、外敵から身を守る力が高まります。理想的な湿度は40〜60%。この範囲であれば、ウイルスが増えにくく、こどもの鼻や喉にとっても快適な環境をつくることができると言われています。

空気を清浄しながら適正な加湿に調整

ここで活躍するのが、空気清浄と加湿を同時にかなえるの がBlueair 2-in-1 加湿空気清浄機 DH3iです。花粉やほこり、PM2.5といったアレ物質を取り除きながら、湿度も自動で最適にコントロールしてくれるため、忙しいご家庭でも安心。特に寝室やこども部屋での使用は、眠っている間もきれいな空気に包まれ、朝を心地よく迎えられます。

酷暑の影響で症状が!?寒暖差アレルギーチェックリスト

2025年秋に「寒暖差アレルギー」の症状を訴える人が増える可能性は十分に考えられます。記録的な酷暑だった夏からの急激な気温の低下、低気圧と高気圧の交互通過による日々の気温の乱高下が原因となり、体がその変化に適応しきれず、自律神経の乱れを引き起こすことが増えると予想されます。

最後に、“私、「寒暖差アレルギー」になってしまったかも?”と感じた場合は、以下の症状がないか、あらためて確認してみてください。

鼻や顔に関する症状

□ 寒い場所から暖かい場所に移動した際に、鼻水やくしゃみが出る。
□ 温かい飲み物を摂取した後に、鼻水やくしゃみが出る。
□ 鼻の奥がムズムズする感じがある。
□ 顔が赤くなる、またはほてる。

皮膚に関する症状

□ 寒い環境から暖かい環境に移動した際に、皮膚にかゆみや発疹が現れる。
□ 冷たい風や水に触れた後に、皮膚が赤くなる。

その他の症状

□ 寒暖差のある環境に長時間いると、頭痛やめまいを感じる。
□ 寒暖差が激しい日には、体調が不安定になる。

ただし、もちろん寒暖差による症状は、体調や環境によって個人差があります。上記を参考にしつつも、症状が続く場合や悪化する場合は、早めに専門医の診断を受けましょう。

Text by こどもの空気研究所 編集部
ブルーエア空気清浄機

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