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北欧インテリアをプロが伝授!ほっとくつろげる空間づくり

2022.07.01インタビュー

おしゃれなだけでなく、落ち着いた雰囲気とぬくもりが心地いい北欧インテリアにあこがれている方は少なくないでしょう。でも、いざ、自分で再現しようと思っても、理想の雰囲気にするのは簡単ではありません。そこで今回は、インテリアコーディネータのMAKOさんから、初心者でも始めやすい北欧インテリアのコツを教えてもらいました。

MAKO

インテリアトータルプロデューサー。おしゃれでありながら、住む人の気持ちにていねいに寄り添ったコーディネートを得意とし、インテリアコーディネートやコンサルティングをはじめ、セミナー講師、メディア出演、執筆など幅広く活躍。3歳のお子さんと暮らす賃貸マンションはオフィス兼自宅に。アクセントクロスを使った北欧インテリアを楽しんでいる。


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色味をおさえた抜け感がトレンド


全体はベージュ系にまとめつつ、黒の鉢カバーが空間をキリッと引き締めています。カーテンにグラデーションカラーを採用(MAKOさん宅リビング)


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——最新の北欧インテリアの特徴を教えてください。

MAKOさん/北欧インテリアと聞いて、みなさんはどんなイメージをお持ちですか? マリメッコのようなかわいらしい柄や温かみのあるビタミンカラーを取り入れたインテリアを想像する方もいらっしゃるかもしれませんね。実は最近は、色味をおさえたニュアンスカラーでまとめ、クラフト感やナチュラルな雰囲気のある素材や小物を取り入れて、全体的にはスッキリとした空間にまとめるコーディネートが好まれる傾向にあります。たとえば、カーテンやクッション、ソファなどはグレー系のニュアンスカラーのグラデーションで構成し、黒いチェアで引き締める。アースカラーの壁紙にテラコッタのファブリック、ベージュの小物に木材のアクセントを作るなど。色味を加える場合も、空間を邪魔しないペールトーンのグラデーション使いや、自然をイメージしたアースカラーが好まれていますね


おしゃれさを演出できる3つのポイント

——どんなことを意識しながら取り入れていけばよいのでしょうか?

MAKOさん/ベースカラーは淡色にする、カーテンや壁紙の質感にこだわる、小物のクラフト感を大切にする、と3つのポイントを意識するといいですね。まず、1つめのベースカラーに関しては、グレーやベージュ、アイボリー、ホワイトなどの淡色を選びます。これらの色は膨張色と呼ばれ、空間をやさしい雰囲気に見せたり、広さを演出したりすることができます。ただし、合わせ方によっては、メリハリがなくなりやすいので、同系色でもグラデーションをつけたり、素材感を変えるといいですね。また黒で引き締めたり、ブラス(真ちゅう)などの金属を取り入れてアクセントをつけるのもおすすめ。部屋の中で使うカラーはベースを落ち着いた色とし、それ以外の色は花などでプラスします。

2つめが質感。カーテンなら、ツルツルした化繊ではなく、コットンやリネンを選ぶとナチュラルな雰囲気になります。また壁紙は、同じ白でも一般的なビニールクロスから漆喰調の壁紙に張り替えるだけでグッとおしゃれさが際立ちます。壁全体を張り替えなくても、部屋の一部の壁を少しラメを効かせたくすみカラーにするだけで、空間に深みが出てきます。最近ははがせる壁紙が増えているので、賃貸でも気軽にチャレンジできるのではないかと思います。

3つめの小物については、セラミックバスケットや貝殻のようなデザインの花器など、自然界のものをかたどったデザインが人気です。『ferm LIVING』、『MENU(メニュー)』、『MOEBE(ムーベ)』などの北欧インテリアブランドで、洗練されたデザインの小物が見つかりますよ。花器は30cm以上の高さがあるものや存在感のあるものを2つ並べて置き、片方のみに花を生けるとこなれた感じが演出できます。


家電はシンプルで落ち着きのあるデザインを

——MAKOさんは家電もこだわって選んでいらっしゃいますね。

MAKOさん/お部屋の景観に合う家電がいいので、シンプルな形状のものを選んでいます。ブルーエアの空気清浄機はシンプルで機能性が高いので、お部屋に合わせやすいと思います。Blue 3000シリーズの5色のプレフィルターは落ち着いた色味なので、アクセントカラーとして取り入れやすいし、こども部屋の色味と合わせてもいいですね。またダストマグネットは脚つきの北欧家具を思わせます。


ワンコーナーのアレンジでも北欧感を演出


質感を感じさせるグリーンのアクセントクロスを貼り、お気に入りの小物をまとめたコーナーが、インテリアショップのようにおしゃれです(MAKOさん宅リビング)


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——初心者が北欧インテリアに挑戦したい場合、まずはどこから手をつければいいのでしょうか?

MAKOさん/壁紙、カーテン、家具、など大きなものに挑戦するのは、コストがかかりますし、お部屋全体のバランスを取るのが大変だと思います。だからといって、リビングのクッションとキッチン棚の上の花器など、距離のある場所に少しずつ取り入れても、お部屋の雰囲気はなかなか変わりません。

おすすめなのは、リビングのワンコーナーやトイレ、キッチンなど、小さなスペースから試してみること。シンプルな棚にグラデーションカラーで揃えた花器や絵、小物などを飾ってみるのはいかがでしょうか。ソファ周りの壁に木製フレームを飾り、クッションをアレンジするもいいですね。壁紙を自分で変えたいときは、トイレの中でもコンセントやスイッチのない一面から試してみるのがおすすめです。キッチンの壁はアンティークタイル風など、柄や模様に特徴のあるものを選んで、ちょっと遊び心を加えるのも楽しいと思います。


アンティークタイル調のクロスを貼り、北欧レトロ感を感じさせるキッチン(MAKOさん宅キッチン)


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こども部屋は色数をおさえつつもカラーを入れて

——こども部屋のアレンジで意識するといいことはなんでしょうか?

MAKOさん/色数は3〜5色以内にして、グラデーションカラーを使って全体の統一感を持たせることは変わりませんが、ベースカラーとつながりのある補色を取り入れ、トーンを合わせるといいですね。上記のお部屋はアースカラーのブルーをベースにグラデーションをつくり、ブルーのチェアや棚のボックスにもブルーを入れています。3歳までは特に、色彩感覚と素材の感触が育まれる時期なので、色や自然素材を取り入れることを意識されるといいですね。

MAKOさん/こちらはグレー寄りのブルーの壁が落ち着いた雰囲気に。トーンを合わせたイエローのソファに、アイボリーのフレームやぬいぐるみ、アクセントに少しピンクを入れることで、カラフルだけどごちゃつかずに統一感があります。

北欧インテリアを紹介している雑誌や「Pinterest(ピンタレスト)」などのサイトを見て、まずは気に入った雰囲気を省スペースから取り入れ、少しずつスペースを広げていくのがおすすめだというMAKOさん。お好みのカラーグラデーションを決めて、花器や小物から取り入れてみるのはいかがでしょうか。

Text by 今井美由紀(Neem Tree)
ブルーエア空気清浄機

ライター
今井美由紀(Neem Tree)

ママ雑誌の編集部勤務を経て、編集プロダクション「Neem Tree」のライターへ。育児雑誌、企業の顧客向け情報誌、オウンドメディア、広告、WEB記事などで、子育て、料理、マネープラン、絵本、おでかけ情報、健康など幅広い分野の取材と執筆を行う。14歳と13歳の男の子、4歳の女の子の母。