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部屋の空気が気持ちいいってこういうこと! 空気清浄機初心者の筆者が「Blue Max」を使ってみた

2024.02.28エッセイ
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2024年2月16日、ブルーエアからカジュアルラインの新しいシリーズ「Blue Max」が発売されました。従来モデルの「Blue 3000」が進化したもので、花粉除去のスピードが最大2倍*1 になり、パワーや機能も向上したそう。さらに、従来は非搭載だったIoT機能も搭載され、空気の状態の可視化や遠隔操作も可能です*2

そこで今まで空気清浄機を使ったことがない筆者が、6畳の自室でBlue Max 3250i(直販価格24,970円)を使用してみました。空気清浄機を自宅で使用するのは、約20年ぶり。以前は、音がうるさく、効果も実感できなかったため、使うのをやめてしまいました。ただ、本機は音が静かな上に、ラクに使えました。また、LEDインジケーターなどで、目に見えて効果を感じやすい点がよかったです。

機能は向上したのに、価格が安くなった「Blue Max」


展開されているサイズは3種類。左からBlue Max 3450i(対応畳数*3 :48畳):大空間にも対応、Blue Max 3350i(対応畳数*3 :42畳):メインスペースに最適、Blue Max 3250i/3250(対応畳数*3 :22畳)


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Blue Maxシリーズは、ブルーエア独自の空気清浄技術である「HEPASilentテクノロジー® 」を搭載し、高い除去能力とハイスピード清浄を兼ね備えています。0.1μm以下の有害物質を99.97%除去*4 するだけでなく、除臭カーボンシートも搭載されており、タバコや調理、汗、ペットなどのニオイも取り除けます。注目すべきは、従来モデルの「Blue 3000」に比べて以下の3つの点が改良されているところ。


・ファン&モーターのサイズの最大化:吸引力向上
・フィルターの厚みが2.3倍*5 に:花粉除去スピードが向上
・吹き出し口の形状を改善:より多くの清浄した空気を供給

花粉を従来モデルの約2倍*1 のスピードで除去するため、帰宅時や洗濯物を取り込んだ時に室内に飛散する花粉を素早く除去できます。また、省エネ性能も向上し、1時間あたりの電気代はナイトモード運転時で、わずか0.08円*6


「Blue Max 3250i」幅269 x 奥行き269 x 高さ481mm、約3.4kg


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自室が6畳なので置き場所を懸念していましたが、360°吸引するデザインのため場所を選ばず設置できました。吸引力がパワフルなので、部屋の隅に置いても部屋全体をキレイにしてくれます。

本体の上部になるほど細くなる「テーパリング」の手法を使っており、すらりとした印象。我が家のプラスチックの引き出しの2段目程度の高さで、圧迫感も覚えませんでした。

初心者でも直感的に使えて、お手入れもラク


真ん中の「ファン回転速度ボタン」を押すたびにモードが切り替わる。左から「オートモード」「ナイトモード」「スピード1」「スピード2」「スピード3」


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使い方は簡単でした。ボタンは「電源ボタン」「ファン回転速度ボタン」の2つのみで、普段は空気清浄機を使用しない筆者でも直感的に操作できました。

基本的には汚染レベルに合わせて自動で運転スピードを調整する「オートモード」にしておき、寝る時は、「ナイトモード」に切り替えてLEDを消灯し、運転音をもっとも静かな状態にします。電源を入れて放置できるので、運用は簡単。

とくによかったのはお手入れがラクな点。一般的な空気清浄機は、定期的に分解してフィルターをホコリで吸ったり、シンクで水洗いしたりする必要があるため、ズボラな筆者には空気清浄機を導入することに躊躇する大きな理由になっていました。
本機の場合、メインフィルターに関しては使用ランプが点灯してから交換するだけで日常的なお手入れは不要です。フィルター交換の目安は最長約9か月*7
プレフィルターは布製で、汚れが気になったら洗濯機で水洗いすればOKです。プレフィルターは靴下を脱がすような感覚で簡単に外せます。フィルター掃除の際に、ホコリを吸い込む心配もないので、マスク不要でお手入れができます。


プレフィルターは掃除機に柔らかいブラシアタッチメントをつけてお手入れすることも可能


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プレフィルターのカラー展開は5色。スウェーデンの大地と海にインスパイアされた暖かみのあるカラーが特徴。どのカラーも発色が落ち着いているため、インテリアを選ばずなじみやすそうです。生活感がある筆者の部屋でも、目立ちすぎない点がよかったです。


左からサンドピンク、ライムストーンベージュ、ストックホルムフォググレー、モスグリーン、シーベッドブルー。別売りしているので好みのカラーに付け替えも可能


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こもりがちなホコリを除去

筆者は衣類を脱ぎっぱなしにしたり、本を床に置きっぱなしにしたりするため、自室にはホコリが溜まりやすいです。自室はアパートの1階の通路に面しているため、気軽に換気ができません。掃除を怠ると、部屋がホコリっぽくなり、鼻がムズムズすることもよくあります。
空気清浄機を置くことにより、部屋を締め切った状態でもこもりがちなホコリを除去できるので便利に感じました。また、ホコリが溜まりにくくなるため、掃除の頻度を減らせそうです。自室で食事することも多いため、食べ物のニオイが衣類に染みつく心配が減るのはうれしいポイント。

「LEDインジケーター」は、直径2.5μm以下の微粒子の空気中濃度を測定し、青・緑・黄・オレンジ・赤の5段階で知らせてくれます(Blue Max 3250のみ非搭載)。青がもっともキレイ、赤がもっとも汚れている状態で、空気の汚れを察知 して自動でモードが変わるため、「ちゃんと吸ってくれている」という実感をもちやすかったです。意外だったのは、配達された荷物を部屋に運んだ後にLEDが赤く点灯したこと。気づかないうちに汚染物質を持ち込んでいることが理解できました。

またBlueairアプリ*8と連携すれば、空気の状態をスマートフォンで確認できるのも便利(Blue Max 3250のみ非搭載)。さらにスケジュール機能を使えば、電源のON/OFFなどの予約を曜日、時間(1分単位)で設定することができるほか、ナイトモードをONにすれば風量を最低スピードに、LEDランプをOFFにするなど、睡眠を妨げない運転に切り替えてくれます。

音が静かなため継続して使いやすいのもメリットに感じました。以前使用していた空気清浄機は、運転音が大きく、テレビ鑑賞の妨げになりましたが、Blue Maxシリーズは、英国の騒音防止団体よりノイズ低減技術の認定「Quiet Mark」認証を取得するほど静か。特にナイトモードは、18dB(A)と雪の降る音より静かなレベルの運転音で、睡眠を妨げる心配はありません。スピード1で運転した場合も、非常に音が小さく、生活していて気になることはなかったです。

高額なイメージのあるブルーエア空気清浄機ですが、価格も手頃になり直販価格 24,970円(税込)です。パワフルな空気清浄機を使いたいけど、運用が面倒な人にもぴったりでしょう。ちなみにコスパ重視の人は、アプリと連携しないBlue Max 3250(直販価格 16,940円 )がおすすめです。


*1:Blue Max 3250シリーズとBlue 3210の最高スピード時の花粉CADR値を比較。ANST/AHAM AC-1規格に従い試験を行った試験報告書に基づくもので、AHAMシール記載の値とは異なる場合があります。
*2: Blue Max 3250のみIoT機能非搭載。
*3:日本電機工業会JEM1467規格に基づく数値。
*4:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験
【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1~1㎛までの微粒子を99.97%以上除去*フィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。
*5:Blue 3210とBlue Max 3250シリーズのメインフィルターを平置きした時の厚みを比較。当社調べ。
*6:新電力料金目安単価31円 /kWh(税込)[2022年7月改訂]で算出。実際の使用方法や環境により異なります。
*7:1日24時間使用の場合の目安。使用環境により異なります。
*8:Wi-Fi機能搭載モデルでBlueair アプリを使用するには、IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)のWi-Fiネットワークに接続している必要があります。Blueair アプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロード可能。

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ライター・編集者
福永 太郎

家電専門家を中心にさまざまな分野の専門家に取材を行う。ROOMIE、ライフハッカー[日本版]、ギズモード・ジャパンなどで執筆。