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花粉対策に選びたい空気清浄機の選び方をプロが指南!Blue Maxがおすすめな理由とは

2024.03.04エッセイ

目がかゆくなったり、鼻水が出たり、花粉症の症状はさまざまです。花粉のピークは、一般的に2月〜4月と思われていますが、秋や冬にも飛散する厄介な花粉もあります。花粉症がひどい家族がいるので、我が家は空気清浄機に頼っています。各部屋に一台、リビングには2台置いており、家の中では花粉症の症状も治まっているようです。

花粉症の症状がある方にとって、空気清浄機の選び方は大切です。家電レビュアーとしてさまざまな空気清浄機を愛用してきたので、正しい選び方を解説します。また、ブルーエアから発売された空気清浄機「Blue Max」を使ってみたところ、まさに花粉対策にぴったりでしたのでご紹介します。


部屋に馴染む「Blue Max」。カラーも素敵です


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花粉の症状がつらい人の空気清浄機は「適用床面積」をチェック

花粉対策のために空気清浄機を選ぶ場合は、まず部屋の広さや状況に合わせ、適切な製品を選ぶことが重要です。

空気清浄機には「適用床面積」が表示されています。これは日本電機工業会規格(JEM1467)で規定された基準で、30分できれいにできる部屋の広さを示しています。しっかりと空気を浄化したい場合は、常に適用床面積の数値の2倍以上がめやすとなりますので、例えば部屋が12~16畳であれば空気清浄機の適用床面積が25~30畳以上のものを選ぶようにします。我が家も適用床面積が2~3倍以上の数値であることを確認してから購入し、24時間つけっぱなしにしています。

花粉除去スピードが大幅に向上されたブルーエアの「Blue Max」は、まさにぴったり。実際に使ってみるとそのパワーに驚きました。

パワフルでスピーディ、キレイな空気で気持ちよい環境に

新製品「Blue Max」(3250i)を12畳のリビングで試してみました。適用床面積は22畳(~37㎡)の製品で、360°どこからも吸引できるタイプです。本体の上部にいくほど小さくなる「テーパリング」の手法で、安定感のあるデザインとなっています

「Blue Max」は、本体構造が3つのポイントで見直された製品です。ファン&モーターのサイズが大型化され、よりパワフルになりました。大風量を実現し、空気を循環する力が向上しています。


羽根がかなり大きいので驚きました。厚みもあります


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そして、花粉をキャッチするフィルターは表面積が広いため、空気を清浄する性能も向上しています。フィルターは除臭フィルター、メインフィルターが重なっており、持ってみるとずっしり分厚いのです。


プレフィルターを外した状態。360°どこから吸っても汚れをキャッチできるフィルターです


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適用床面積15畳 の従来モデル「Blue 3210」と並べて比較してみると、明らかにBlue Maxのフィルターの厚みが違います。フィルターを分解したところ、Blue Max 3250i のフィルターは長さがBlueの4.37倍、面積は3.544倍でした。汚れをキャッチするフィルターの大きさは、こんなにも違うのです。


左がBlue 3210、右がBlue Max 3250i のフィルターを比較したもの。ずいぶん厚みが違いますね


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Blue 3210フィルター(左)は長113.5mm×2(227mm)、幅290mm、Blue Max 3250i フィルター(右)は長さ496.5mm×2 (993mm)。幅235mm。こんなにフィルターの面積が違うのです


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ハサミで切ってみました。


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さらに、以前よりも吹出口の形状を変更することで、より多くの清浄された空気を供給できるようになりました。こういった構造により、0.1μmまでのウイルスレベルの微粒子を99.97%除去*1できるのです。


吹出口の形状も改良され、大量の空気を放出できるようになりました


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風は体に当たらないので快適。部屋の隅々まで空気をキレイに

運転スピードはオートモード、ナイトモード と1~3の5段階 で調整できます*2。キレイな空気は上方に出てくるので、天面の吹出口をのぞき込んだり、手を出したりしなければ、直接風に当たることはありません。ふだんは空気清浄機をつけていることを忘れてしまうほど静か*3なところも魅力です。


操作はとてもシンプル。細かい設定はアプリから行えます


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「オートモード」*4にすると部屋が汚れるとセンサーがすぐに検知し、パワーを上げてくれます。浄化されるとまたスピードが抑えられるので、ふだんは「オートモード」にしています。部屋の空気環境は本体5色のLEDとWi-Fi 機能を使ったブルーエアアプリ*5で可視化できるのも便利です。

吹出口から送風されたキレイな空気は上に上がり、天井に当たって流れ、循環します。そのため、遠くにいてもそよそよと空気が動いていることがわかります。室内の空気が淀まず、部屋全体の空気がスッキリ。明らかに空気感が違います。

たまに窓をあけて空気の入れ替えを行うのですが、この時期はくしゃみが止まらなくなることも。閉めてから「Blue Max 3250i 」を「3」の強運転にしてから「オートモード」にしておくと、いつの間にか花粉症の症状も収まります。部屋の広さに合わなかったり、風量が弱かったり、フィルターが貧弱な空気清浄機ではこのような実感はできません。「Blue Max」はとても優秀だと実感できました。

後片付けもカンタン、デザインも美しく長く使いたい空気清浄機

ふだんはプレフィルターに付着するホコリなどを掃除機で吸い取り、たまに洗濯をします。プレフィルターは布製なので、外すのは簡単。メインフィルター交換の目安は約9ヶ月*6。メインフィルターは約9か月ごとに1回交換するだけなので、とても簡単です。


右は我が家で使っていたBlue 3210のフィルターです。半年でこんなに真っ黒になりました。「これだけ汚れをキャッチしてくれて、ありがとう」という感謝の気持ちでいつも交換しています


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空気清浄機が手放せない花粉症に苦しむ一家にとって、シンプルな操作性で静音性が高く*3、花粉をすばやくキャッチしてくれる「Blue Max」を気に入ってしまいました。

ちょうど今は花粉のシーズンになり、外出すると鼻や目がかゆくなりますが、家の中にいるとそれほど気になりません。パワフルな空気清浄機を使うことで、家の中の空気を浄化し、快適な環境にできます。デザインもスタイリッシュで佇まいも美しい「Blue Max」は、自信を持っておすすめできる空気清浄機です。


*1:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験
【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1~1㎛までの微粒子を99.97%以上除去*フィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。
*2:Blue Max 3250はナイトモードと1~4の5段階で調整。
*3:Blue Max 3250シリーズ 「ナイトモード」運転時、18dB(A)。
*4:Blue Max 3250には非搭載。
*5:Wi-Fi機能搭載モデルでBlueair アプリを使用するには、IEEE 802.11b/g/n(2.4GHz帯)のWi-Fiネットワークに接続している必要があります。Blueair アプリはApp StoreまたはGoogle Playからダウンロード可能。Blue Max 3250はWi-Fi機能非搭載。
*6:1日24時間使用の場合。使用環境に異なります。Blue Max 3250は約6か月。

Text by 石井和美
ブルーエア空気清浄機

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家電プロレビュアー
石井 和美

白物家電や日用品などを中心に製品レビューを得意としています。レビュー歴15年以上。茨城県守谷市に家電をレビューするための一戸建てタイプ「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っています。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。