コラムColumn
「普通」であることのありがたさ。この機会に自宅の環境を整えよう
新生活や入園、入学を控えたこの季節はただでさえバタバタしているのに、世界を揺るがす大きな問題が発生している今、例年とは違う忙しさを感じています。数ヶ月前には想像すらしていなかった緊迫した状況に「普通」であることのありがたさを改めて実感する日々です。
毎日仕事に行って、ご飯を食べて、こどもと遊んで、家族と話をして、お風呂に入って、眠る。気に入らないこともあるだろうし、声を荒げて喧嘩をしたり、体調を崩すことだってあるでしょう。それでも今日の次は明日、明日の次は明後日と、同じような日常が綿々と続くと信じていましたが、これは決して当たり前のことではないのかもしれません。
そう考えると、夫婦ともにフルタイムで働きながら3歳のこどもを育てる我が家が、「普通」の生活を維持するためにはたくさんのモノを使っていることに気がつきます。毎日都心まで通勤して、家事と育児をこなそうと思ったら、食器洗い乾燥機やロボット掃除機、衣類乾燥機はなくては困るし、サポートサービスや最新の家電、使えるものはなんだって使います。もしかすると、今の「普通」は、かつての「普通」には当てはまらなくなっているかもしれません。
それでも筆者が小さい頃から変わらない家族の風景というものもあります。それは就寝前のわずかな時間に家族3人でやるカルタや絵本の読み聞かせ。こうした家族の時間を作るために日々の生活を最大限、効率化していると言っても過言ではありません。
「普通」の生活を守るために、今私たちができることといえば、自分の健康、家族の健康を守ることではないでしょうか。必要以上に騒ぐつもりはありません。ただ、毎日きちんと食べて、寝ること。そして室内環境を整えることはとても重要です。
リモートワークで改めて気づいた
環境を整えることの大切さ
実際、ここ数日、自宅でリモートワークをするようになって、改めて環境を整えることの大切さを実感しました。普段食事をしているテーブルにパソコンを広げて仕事をするのはやはり慣れないし、効率もかなり落ちてしまいます。
出社したらゴミ箱の中のゴミがなくなっていて、下にホコリが溜まっていることもない……。普段のオフィス環境がどれだけ恵まれているのかを改めて実感しているところです。オフィスと同じクオリティの環境を自宅で作ろうとしたら、パソコンを立ち上げる前にまず掃除をしなければならないし、加湿器や空気清浄機もフル稼動している状態です。
空気清浄機に関しては、現在のリモートワーク体制が始まる前から24時間フル稼動で使ってきました。3歳の息子が0歳児で保育園に入った時に、毎月のように熱を出していた頃からの習慣で、今もずっと続けています。「空気」という目に見えないものをコントロールする製品ですが、正直、違いははっきりとわかります。
例えば、空気清浄機を一切使っていない私の実家では、窓から光が差し込むと細かいたくさんのホコリがしっかり見えます(笑)。我が家ではほぼ見えません!また空気清浄機を常に稼動させておくことで、部屋の中にニオイがこもらなくなります。カセットコンロやホットプレートでリビング調理をしても、翌朝にはしっかりニオイが消えています。部屋の隅にホコリが溜まりにくくなったことも実感しています。
空気清浄機といっても、いろいろな種類がありますが、オススメは空気清浄機能だけを搭載した専用機。理由は単純です。それが一番空気をキレイにできるから。空気清浄機の本来の役割はとてもシンプルで、ファンで室内の空気をしっかり吸い込んで、綺麗な空気を出す、それだけです。その機能をなるべく簡単に維持するためには、余計な機能は搭載せずに空気清浄機のみに特化した製品がベスト。お手入れだってずっと簡単です。
ブルーエアの空気清浄機はちょっと素っ気なさすら感じる堅牢なデザインですが、その分本来の役割には忠実。自宅の環境を整えたいと考えているなら、チェックしておきたいブランドです。
今、一番守りたいのは家族の健康
今回のように、連日リモートワークをするのは、大きな地震があった2011年以来のことでした。あれからこどもができて、住む場所も環境も大きく変わりましたが、一番大きく変わったのは優先順位です。今一番守りたいのは、家族の健康。そのために今何ができるのか、何をすべきなのか、小さなマンションの一室で悶々と考えています。
今回の騒動が落ち着いたとしても、夏には大きなスポーツのイベントを控えていることもあり、テレワークやリモートワークをする機会は今後も増えそうです。
この機会に、自宅の室内環境をもう一度考えてみてはいかがでしょうか。
Text by 阿部夏子
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