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ワンルームに空気清浄機が必要な理由。選び方と置き場所は?

2023.03.30エッセイ
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新年度、大学進学や社会人になるのを機に、親元を離れて一人暮らしを始める人もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は、ワンルームのようなコンパクトなお部屋に置く空気清浄機の選び方と置き場所について、考えてみたいと思います。

一人暮らしこそ空気清浄機が必要な理由

そもそもワンルームの部屋に空気清浄機はかさばるし、それほど必要ないのでは?と思われる方も多いかもしれませんが、実はワンルームこそ空気清浄機を使ってほしいのです。

キッチンなどの生活環境とくつろぎの空間が一緒になった一人暮らし向けの部屋の空気は、さまざまな原因によって、絶えず汚れた空気が発生し混在しています。

□キッチンから発生する油煙やにおい
□布団などの寝具から発生するダニやホコリ
□身だしなみを整える場所で発生する繊維クズや髪の毛
□浴室から発生するカビ
□玄関から流入する砂塵、花粉、PM2.5など

また一人暮らしの生活は、換気や掃除機掛けも頻繁にはできないこともあるでしょう。こういった空気の汚れを放置していると、アレルギーを発症しやすい・風邪をひきやすい・眠りが浅い・疲れが取れにくいなど健康状態の悪化につながる可能性があります。また、玄関を開けた瞬間匂う・常にほこりっぽいといった環境ではQOLの低下にもつながります。

生活の機能すべてが凝縮する空間だからこそ、空気の課題も凝縮しています。ワンルームで空気清浄機を使うことは、心身の健康維持につながる手軽で有効な手法のひとつです。

コンパクトな空間には、置き場所を選ばない空気清浄機を

ではワンルームにはどんな空気清浄機を選んだらいいでしょうか。そもそも空気清浄機は、吸込口や吹出口の位置によって、適切な置き場所が異なります。

たとえば吸込口が前面にあり、吹出口も前面上方にある場合は、背面を壁側に向けておくと、部屋全体に気流を送ることができますが、部屋が狭い場合、置きたい場所に家具などがあり、置けない場合があります。

そんなときは、本体の側面360度が吸込口に、天面が吹出口になっているタイプを選ぶと置き場所を選ばず使えます。このタイプは壁にくっつけて設置しても吸引口は大きく確保できるのがメリットです。

部屋の中心付近に置くと、天面に向かって吹き出た空気が全体に広がり、冷暖房時にはサーキュレーターのような役割も果たしてくれます。

実際のお部屋の広さより「適用床面積」が大きいものを選ぶ

また部屋の大きさに適した能力を備えた空気清浄機を選ぶ必要もあります。ワンルームのお部屋の広さが25㎡(約15.5畳)とすると、「適用床面積が25㎡のものを選べばOK」と思われがちですが、実はこれでは不十分。適用床面積とは、あくまで「30分で清浄できる部屋の広さ」ですから、必要最低限であって足りているとは言い切れないのです。

一般的には、実際の部屋の広さの2倍ほど広い適用床面積のものを選ぶと良いとされていますが、ブルーエアの場合、適用床面積の表示に加え、CADR値に基づき、「推奨フロア面積」も表示しています。

例えば前述の25㎡のお部屋に、ブルーエアのBlue 3000シリーズの空気清浄機を置く場合、一番小さい「Blue 3210」は適用床面積が〜25㎡なのでピッタリに思われますが、推奨フロア面積は〜17㎡なので足りていません。そのため、選ぶとしたら次に大きい「Blue 3410」(適用床面積〜57㎡・推奨フロア面積〜36㎡)が適切ということになります。

なおメーカーによっては、適用床面積とは別に、「おすすめ床面積」などの表示で、実際に適したお部屋の大きさを表示している場合がありますが、やはりその数値には、適用床面積とは2倍近くの開きがあります。

“お手入れ要らず”がベスト

空気清浄機を使う場合、どうしてもネックになってくるのが、お手入れです。多くの空気清浄機は定期的にお手入れしないと、性能性能が落ちてしまいますが、一人暮らしだと忙しいため、つい後回しにしているうちに忘れてしまった……ということが起こりかねません。

お手入れに自信がない人は、ブルーエアのように基本的なお手入れは不要なタイプをおすすめします。基本的なお手入れは、本体表面のプレフィルターのホコリを取り除くだけで、内部のフィルターはお手入れせずに、定期的に交換すれば、新品時同様の清浄性能をキープできます。

一人暮らしを始めたら、健康は自分で管理しなければいけません。食事に気を付けるとともに、室内の空気にも気を使ってくださいね。

Text by 田中真紀子
ブルーエア空気清浄機

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