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もはや北欧家具! デザイン良し、性能良しのBlueair DustMagnetは 花粉にもペットにも強かった
ここ数年で、空気清浄機は大きく進化しました。空気清浄性能だけではありません。お手入れしやすさ、空気の汚れの可視化、アプリ連携等々、各メーカーが様々な機能に独自色を打ち出しており、ユーザーの選択肢も大きく広がっています。
なかでも注目したいのが、デザインの進化です。
そもそも空気清浄機は、それなりに存在感があり、効果的に使いたいなら多少目立つ場所に置くことになる場合も。つまり空気清浄機はインテリア的要素が強いため、性能と同じくらいデザインも重視したいところであり、実際そのデザインが優れた製品も増えているのです。
ブルーエアから今年1月に発売された新製品「Blueair DustMagnet(ダストマグネット)」もその1つ。空気清浄性能の高いブルーエアの基幹技術を踏襲しつつ、インテリアに調和する高いデザイン性を兼ね備えているとして今、国内外から注目を集めています。
どんな製品なのか、実際に使ってみましたので、さっそくご紹介します。
北欧家具調デザインがインテリアにマッチ
脚つきならではのスマートな立ち姿が印象的。落ち着いたグレーカラーはどんな空間にも似合いそう
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DustMagnetの大きな特徴といえばやはり、インテリアになじむ高いデザイン性でしょう。ブルーエアは北欧・スウェーデンの空気清浄機メーカーであり、以前からデザインにも定評はありましたが、今回はさらにインテリア性がアップ。グレーのファブリック素材(XX40iのみ)、スマートな脚、物が置けるテーブルトップを備え、もはや家電というより北欧家具を思わせます。
実際、部屋に置いてみたところ、もともとグレーを基調としていたインテリアに違和感なく溶け込みました。
ファブリック素材と、レザーのタグがおしゃれ。なおテーブルトップの耐荷重は10kgで、飲み物など液体は置けません
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今までと違うのはデザインだけではありません。「DustMagnet」という名前のとおり、本製品は、磁石のようにハウスダストを吸い寄せて吸着する新技術を搭載しています。それを可能にしたのが、ブルーエアの基幹技術である「HAPASilentテクノロジー」。 これは、空気中の有害物質を本体内部のイオナイザーでマイナス帯電させ、あらかじめプラス帯電してあるフィルターに静電気の力で強力に吸着することで、0.1μmまでの微細な有害物質を99.97%除去するという技術です。
本製品の場合、本体両サイドに吹き出し口がありますが、イオナイザーもここに設置し、空気中の粒子をマイナスに帯電します。
吹き出し口はスリット形状になっており、向かって左サイドは前方向に、右サイド後ろ方向に吹き出すため、渦状の気流が部屋中を循環して、効率的に空気中のホコリを捕らえます。
吹き出し口にビニール紐をつけると、確かに渦状の気流が起きていることがわかります
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床上30cmのハウスダストもキャッチ
上下2箇所にある吸い込み口それぞれに、プレフィルターとメインフィルターを搭載(画像はプレフィルター)
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一方で吸い込み口は上下に2箇所設け、それぞれプラスに帯電したプレフィルターを設置しているため、マイナス帯電した粒子を磁石のように効率よく引き寄せます。
つまり脚つきになったのはデザインの視点だけではなく、底面にも吸い込み口が設置できるようにするためだったんですね。
上下2箇所に吸い込み口を設けると、より効率良く有害物質が除去できるメリットがあります。
というのもハウスダストは空気中を漂っているだけでなく、床上30cmに溜まりがち。特に花粉のように重量のあるハウスダストは下に落ちやすい傾向にあります。その点、DustMagnetのように上下に吸い込み口があれば、空気中に漂う有害物質は上部で捕らえつつ、床付近に沈降してきたものは下部から吸い込めるので、まさに理にかなっているというわけです。
床付近に綿の塊を置いたところ、スーと吸い込み口に引き寄せられ、そのままプレフィルターにくっつきました。ハウスダストもこんな感じで吸い寄せてくれることでしょう
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花粉からペットのにおいまで
以上のようにDustMagnetは、床上30cmのハウスダストにもアプローチしてくれるわけすが、床上30cmといえば日本人にとって重要な生活ゾーンではないでしょうか。たとえば赤ちゃんは床で過ごす時間が長いですし、ふだんはソファやテーブルを使用している私たち大人でも、ソファを背もたれに床に直接座ったり、洗濯物を畳んだりすることも多いと思います。
そういう意味で、床上30cmのハウスダスト対策は重要です。
特にこれから花粉が気になる時期は、床をしっかり掃除すると同時に、こういった空気清浄機を上手に活用する必要があるかもしれません。
ちなみにDustMagnetの性能試験では、ペットアレルゲン・花粉・ダニ・カビを60分で98%以上除去したデータもあるそうです。
ペットといえば、筆者がありがたく思っているのが、粒子フィルターと組み合わされた活性炭フィルター。このニオイ除去力が素晴らしく、我が家では犬を飼っているのですが、ブルーエアの空気清浄機を使っている間は犬のニオイがほとんど気にならなくなります。使い続けていると、我が家が臭うことすら忘れてしまいますが(笑)、うっかり電源を切ったまま外出すると、帰宅したときに「あ、電源切れてる……」と気づかされます。
上下のプレフィルターと一緒に、それぞれ粒子フィルターと活性炭フィルターを組み合わせたメインフィルターも搭載(表面と裏面)。
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なお筆者はDustMagnetをWi-Fiに接続し、専用アプリと連携して使いましたが、これも非常に便利でした。スマートフォンから室内や屋外の空気の状態をモニタリングできるほか、フィルターの使用状況がわかったり、外出先からオンオフなどの操作ができるので、よりきめ細かに空気の管理ができるのです。
特に便利に感じたのが「ウェルカムホーム機能」。
ローンチされたばかりの新しい機能だそうですが、なんと外出すると自動でスタンバイモード、帰宅すると自動でオンに切り替えてくれるんです。空気清浄機は常時オンが推奨されていますが、在宅時間が短い人などフィルターの消耗や電気代の節約をしたい人に、うれしい機能。
筆者もオフィスで使っている機器にさっそく「ウェルカムホーム機能」を設定しようと思います。
アプリと連携すると、空気の汚れが可視化できたり、外出先から操作できたり、ぐんと使いやすくなります
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Text by 田中真紀子
ブルーエア空気清浄機
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家電を生活者目線で分析、執筆やメディア出演を行う白物・美容家電ライター。日常生活でも常に最新家電を使用し、そのレビューを発信している。専門家として取材やメーカーのコンサルタントに応じることも多数。夫、息子、犬(チワプ―)の3人と1匹暮らし。
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