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節電したい、でも無理は禁物。 電力不足、電気代高騰の夏にできる4つのこと。

2022.07.26エッセイ
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今年は6月に東京都心で6日連続35℃を超え、観測史上最高気温を更新するなど、体に堪える暑さの日が続きました。気象庁によると、8月も猛暑日が増えると予想されており、引き続き熱中症に警戒する必要があります。といっても、電力不足や電気代の高騰を考えると、ついエアコンの使用を躊躇したくなってしまいたくなりますよね。

そこで今回は、エアコンを使いながら電気代を抑える節電テクニックを4つ、ご紹介します。


1)窓から入る熱を遮断する。

暑さ対策として重要なのが、窓から入ってくる熱を遮断すること。
YKK APによると「熱が室内から逃げるのも、室内に入ってくるのも、そのほとんどが窓から」だそうで、外気温34.8℃下で室内に流入する熱のうち、なんと74%は窓から入り込んでいるといいます(*)。この熱を遮断するには、断熱性の高い窓に交換するか、遮熱カーテンを閉める、直射日光が当たっている窓にすだれやシェードを下ろすなどの対策で、熱の流入を抑えられ、エアコンの冷房効率がアップします。

*出典:YKK APホームページ
https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/glass_select/lecture1/


2)夕方、一度換気をする。

戸建住宅の2階や、高気密住宅の場合、熱気が室内にこもりやすいため、夕方外に出たとき、「思ったより涼しい」と思った経験がある人もいるのではないでしょうか。実際、外の気温も下がり始めているため、一度室内の空気と入れ替えるために換気をするのがおすすめ。室内の温度が下がるため、やはり冷房効率のアップが期待できます。


3)設定温度を1℃上げて扇風機を併用する。

暑いときにうちわで仰いだり、扇風機の風を浴びると、風が体表の熱を奪って涼しく感じます。

さすがに体温に近い35℃以上の環境下では、あまり涼感を感じられませんが、人は、風速1mの風に当たると体感温度が1℃下がる(一定条件下において)と言われていますので、エアコンの設定温度を1℃上げても、扇風機の風を浴びれば快適に過ごせます。ちなみに設定温度を1℃上げると約10%の節電になるのに対し、扇風機の消費電力は少ないので、電気代が抑えられますね。


4)サーキュレーターを併用する。

空気は冷やされると重くなり、温められると軽くなる性質があるため、冷房運転をするとどうしても、冷えた空気が床に溜まりやすくなります。そのため、床より高い位置で生活している人は、「足は冷えるのに体は暑い」といった不快な状態に陥りがち。

一方エアコンは天井に近い位置に設置されているため、床に比べて高い温度を検知し、「まだ冷えていない」と頑張って運転してしまいます。そんな温度ムラを解消してくれるのが、サーキュレーターというわけです。

ではサーキュレーターはどこに置いたらいいか、考え方は至ってシンプルです。エアコンから出てくる冷風が下に落ちずに部屋の遠くに送られるよう、下から風を送ってサポートするイメージで設置すればOK。冷風が天井を伝って対面に壁にぶつかり、床を這って戻ってくる循環が生まれ、温度ムラを解消してくれます。なお暖房時は、天井に溜まりがちな暖気をかくはんするためにも使えますので、夏も冬も節電対策に役立ちます。

1台で空気清浄・送風・循環を叶えるBlueair初の空気清浄機能付きファンPure Fan Auto

ブルーエアが手掛ける空気清浄機能付きファン「Pure Fan Auto」は、サーキュレーターのような空気循環と、ファンとしての送風機能、空気清浄機としての清浄機能を備える1台。
コンパクトでかわいいデザインながら、ブルーエアの基幹技術である「HEPA Silentテクノロジー」により、0.1μm以上の微粒子を99.97%*1除去できる空気清浄機能付き。部屋の空気を循環させつつ、清浄までしてくれます。

またサーキュレーターというと、直接体に風を当てることを想定していませんが、このPure Fan Autoは一般的なファンよりも多く11枚の羽根を搭載し、肌当たりの良いなめらかな風を作ってくれるため、直接風に当たって涼むこともできます。エアコン運転中は、空気中に撒き散らされるカビ菌も気になりますが、そんな空気中の汚れを取り除きつつ、空気を循環、さらに涼風で体感温度も下げてくれる。
まさにエアコンと併用したい要素が詰まった空気清浄機といえそうです。

https://store.blueair.jp/category/PURE_FAN_AUTO/

Text by田中真紀子
ブルーエア空気清浄機

*1:【試験機関】RISE Research Institute of Sweden AB (ボロース、スウェーデン)【試験方法】欧州フィルター規格EN 1822-5:2009に基づくフィルター粒子捕集率試験【試験粒子】塩化カリウム【試験結果】0.1~1μmまでの微粒子を99.97%以上除去 *フィルターの除去性能です。部屋全体への除去性能とは異なります。

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家電・美容家電ライター
田中真紀子

家電を生活者目線で分析、執筆やメディア出演を行う白物・美容家電ライター。日常生活でも常に最新家電を使用し、そのレビューを発信している。専門家として取材やメーカーのコンサルタントに応じることも多数。夫、息子、犬(チワプ―)の3人と1匹暮らし。