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秋の子連れドライブの心得、あると便利なアイテム

2023.10.31エッセイ

暑さもやわらぎ、秋の行楽シーズンを迎えます。こどもを連れて紅葉を見に行ったりレジャーを楽しむために長距離ドライブをしたりする方も多いでしょう。ですが子連れのドライブは何かとトラブルが起きがちです。そこで今回は、自動車メーカー勤務経験があり、3児の父でもある筆者が、子連れドライブをする際に便利なアイテムなどをご紹介します。

子連れのドライブは予定通りに行かない!

ドライブをする際は、まず目的地探し、自宅からの所要時間を調べ、そこから逆算して出発時間を決めて計画をしますが、こどもを連れて出掛けているとその計画通りにいかないのが現状。
こどもが突然トイレに行きたくなったりお腹が空いて軽食を取ったりするためにドライブインなどに止まるとその分タイムロスが発生します。こどもを連れてのドライブを計画する際は想定される所要時間の1.5倍はかかると見込んでおくといいでしょう。

ドライブ中の「もしも」に備える

時間に余裕を持って出掛け、順調に目的地に近づいてきたと思った束の間に新たなトラブルが発生することもあります。ここではドライブをする際に用意しておきたいものを3点ご紹介します。

・酔い止めの薬
路面状況や当日の体調によっては乗り物酔いを起こしてしまうこともあるでしょう。こどもにとって乗り物酔いはしんどいものですし、楽しいドライブ中に体調を崩してしまうと楽しいドライブも台無しになってしまいます。山道など車の横揺れが大きくなりそうな道を走るような場合は特に酔い止め薬を用意しておいた方がいいでしょう。

・エチケット袋
酔い止めを飲んだとしてもおさまらないこともあります。大切な愛車を汚さないようにエチケット袋を車の中に常備しておき、こどもの手の届きやすい場所などに置いておけばもしもの時も安心でしょう。エチケット袋を忘れてしまった場合はスーパーなどで購入したビニール袋などで代用することもできます。

・携帯トイレ
行楽シーズンは道路が混みがちです。特に休日の高速道路や観光地の周辺道路は渋滞が発生することもしばしば。そういう時に限ってこどもはトイレに行きたがります。近くにトイレがある場所にたまたまいれば事なきを得ますが、そういった場所に限らずこどもが「トイレ〜」ということもあるでしょう。使う場面に遭遇したくはないですが、携帯用トイレを用意しておけばその場を凌ぐことができます。

こどもとのドライブでは車酔いに悩まされることがしばしば。体の揺れやニオイ、車独特の空気の汚れなどが要因ともいわれています。こまめな換気や休憩、車用空気清浄機などを取り入れて無理のないドライブを計画しましょう。

ドライブをさらに快適にするアイテム

近所での買い物であれば短時間ですが、レジャーとなると数時間車に乗り続けることになります。じっとしていられないこどもの場合、車の中で飽きてしまって騒いで運転に集中できない、ということも起こり得ます。また車の中でおやつなどを食べる際に車内を汚されないか心配になることもあるでしょう。ここではそんな状況に役立つワンポイントアイテムをご紹介します。

・タブレットホルダー
最近はタブレットをこどもに渡して動画などを見せているご家庭も多いと思います。車の中でタブレットを見せる際に下を向いていると車酔いの原因にもなります。
インターネットやカー用品店などでヘッドレストに取り付けるタイプのタブレットホルダーを購入し車に取り付けておけば目線は前を向くことになりますので車酔いの予防にもなります。取り付け自体も簡単にできますし、1000円台から購入できる商品もありますので、設置してみましょう。

・簡易テーブル
ミニバンなどのファミリーカーであればシートバックに折りたたみ式のテーブルが付いている車種もありますが、すべての車にそのような装備があるとは限りません。ミニバン以外の車種にお乗りの場合は後付けタイプの簡易テーブルを設置することでその代わりを担うことができます。
こちらもインターネットで調べたりカー用品店に行ったりすると様々な商品が売られており、シートバックに取り付けるタイプや折りたたみ式で膝の上に乗せて使うものなど多彩なラインナップです。テーブルだけでなく収納がセットになっているものもあり、こどものおもちゃ収納しておくこともできます。
車の中でどのように使いたいかによって商品を選ぶことができますので、それをイメージしながら検討してみるといいでしょう。

・後付けのドリンクホルダー
休憩中にジュースなどを買って車の中で飲む時、一時的に場所に困ったという経験はないでしょうか。基本的に車の中にはドリンクホルダーは用意されていますが、ドアポケットなどこどもの手が届きにくい若干不便な場所にあるということもあり得ます。それを解決するために後付けタイプのドリンクホルダーがあると便利でしょう。前述した簡易テーブルにセットになっている場合もあればドリンクホルダー単体で売られていることもあります。チャイルドシートに取り付けられるような商品も売られていますので、車内の状況に合わせて用意するといいでしょう。

・紙コップ
特に小さいこどもがいるご家庭の場合、お菓子を小分けにして渡す時にあると便利なのが紙コップです。
出先で買った袋入りお菓子をみんなでシェアして食べるシーンでこれが活躍します。前席から後席に手を伸ばして渡すのが大変な状況などで、事前にこども用に分けて渡せば体を捻ったりする必要もありませんし落とされて車内が汚れる心配も少なくなります。ドリンクを渡す以外にも使える意外なグッズです。

子連れドライブはトラブルがつきもの!入念な準備で楽しいドライブを

自宅近辺など、お店が多い地域や都市部での短時間ドライブなら問題が起こったとしてもすぐに対処可能ですが、長時間かつ地方に行くとなれば対応するのが困難になる場合もあります。

急なトラブルなどが起こっても冷静に対応できるように事前準備をすることが大切です。今回ご紹介したグッズはほんの一例ですが、子連れドライブに役立つと筆者は実感しています。秋のレジャーを十分に楽しむためにご参考にしてみてください。

Text by 宇野源一
ブルーエア空気清浄機

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ライター
宇野 源一

大学卒業後、大手メーカー系自動車販売会社に勤務。在職中は個人顧客を中心に年間平均60台の新車を販売。その後、金融業界に精通した業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事する。2018年よりライターとして活動を開始。新車ディーラー業界の裏話やファイナンシャルプランナーの視点から見た車購入アドバイスだけでなく、お得なカー用品やガジェット紹介等も得意とする。私生活では3児とうさぎ2羽の父。